tikeda's blog

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40代になったことと、最近の話

先週、平成最後の13日の金曜日という恐怖の日に40代に突入した。せっかくなので近況や心境をすんごい久しぶりにブログに書いた。ただの日記みたいなものだが、最近は自分の考えややっていることを整理する機会もないので。

デザインアンドライフ社について

前職を退職してから去年4月に作ったデザインアンドライフ社(DAL社)も2018年3月決算で1年半近く経ち2期目に突入した。おかげさまで色々とやっている。「会社を作りました」的なことを言うと「起業したんですか?」と聞かれることもあるが意識的にはそういう感じではない。ずっと続けてきた事業会社のデザイナーをやめ、事業会社と一緒にデザインをはじめとする業務を一緒にするための法人。という感じ。なので、自分で作りたいサービスがあったり、何か大きな規模感で成し遂げたいことがあって会社を作ったわけではないと正直に書いておく。

というのも、自分自身ずっと事業会社で働いてきて、インターネットサービス作ることに対して外注するって選択肢はこれまでなくて(違った観点で外のデザイナーの力を借りることはもちろんあったものの)、会社に所属してコミットしていくということが正しいというか、成功するということを信じてやっている。ただ、スマートフォンが普及しプラットフォームも増え、アプリ等でビジネスする機会も増えたことや、IT業界以外でもインターネットサービスを作ることやIT技術を活用せざるを得ない場面が進んでいることにより、会社で採用するだけでは難しいというのは、最近の採用難事情を物語っていることでもあり「受託」とひとことで言っても色々な形が出てきて、そういう素晴らしい会社にも出会っている。 なので、自分自身が事業会社ではない、これまで選択肢になかった立場に立つと心境とかどう変わるかみたいなのを色々経験したかったというのが大きい。

最近の仕事内容や、やり方

これもよく聞かれることとして「コンサル的な仕事をいろいろやってるんですか?」ってのがあるのですが、コンサル的な仕事は今ほとんどやってなくて、メインは自分でアウトプットしていく事が多い。実際に週2日は予定をいれず手を動かすday、月曜と金曜の午後に主に打ち合わせに行くday。コンサル的な仕事をやる場合も期間を区切って何か具体的な目的を明確化する事が多い。というのもぼんやりするとお互いインプットアウトプットが出にくく徐々に難しくなるというのが1年で学んできた。働き方のスタイルを今の形に確立していったのもすぐにではもちろんない。1年間色々試してみて今の感じになっている。きっとこれからも変わる。

では、手を動かす仕事がどういうものかというと、新規事業系については最終的にユーザーに届く形のデザインをやる場合もある。が、チームになって複数のデザイナーでやる場合はディレクション中心にしたりもしている。また既存事業系についてはコンセプトモデルを作ってプレゼンテーションをすることが多い。ユーザーに届く部分まで提案したものになるケースもあれば、社内の事情や開発計画に乗っ取って異なる形でアウトプットされる場合もある。立場的には、最終的に社内で意思決定し適切な判断をして欲しいという気持ちもある。

で、面白いかと言うととても面白い。特に会社毎の事業ドメインについて知識やユーザーの行動について考えるわけでが、1事業会社だと1種類だが、色々なことをロールプレーできるのが面白いし、BtoBとかになると業務知識もかなり問われるのでその知識が身につく感じも楽しい。ただ、深さという点ではやはり劣ると思う。だから深さではない視点や価値を持つように心がけてはいる。

DAL社の関わり方

一緒に仕事をやる会社はIT以外の会社もあるが、IT企業でインターネットサービスを提供している事業会社が多い。「うち、デザインを外に出すこと考えてなかったからtikedaさんが初めてなんですよ」と言われることもあり光栄だ。その会社にとってよかったと思える結果は何かを真剣に想像しながら仕事を進める。これは外部から関わる立場で仕事をやっている人にとっては当たり前のことなんだろうけど自分にとっては未熟でもあり、新鮮な面もある。中にいるのと変わらないなと感じる部分も当然ある。 また、別のケースとして、話をするのは経営層やマネジメント層の方が多い。そういう方と意気投合しても、現場感として外部の人が関わることが否定的に感じられることもある。ただ、そんな時は持ち前の泥臭さで、業務知識を勉強したり、細かい事も含めて手を動かすようにしている。そうすることで距離が詰まっていくし歩み寄れる。こういった歩み寄るアプローチは前から変えていない。

なので、契約形態は請負契約ではなく準委任でやることがほとんどだ。これもありがたいことに1年以上ずっとご一緒してる会社も多い。納品して終わりというより、これやったらブラッシュアップして、グロースさせて、別のプロジェクトのこれやって、みたいなケースもある。

こういった仕事を通し、既存事業においては「中にいると歴史的経緯などで発想しにくいものをゴリっと動かすのは外の場合がいいケースもあるな」とか「人数が多くなってスピード感がでないところを割り切ってササっとプロダクトのイメージを沸かせる」のは有効だなとか自分が身を以て感じられる点が大きく変わった。そして、2017年9月からはトクバイ社の取締役もしている。受託会社をやりつつ事業会社もみてみると、これまでとの視野感が全然違うなとも感じられるようになったんじゃないかとも思う。

経営やマネジメントについて

最近はCXOやCDOと言われるように経営レイヤーにデザイナーを... といった話は多く、特に事業会社に勤めているデザイナーにおいてもこれまでとは違う働きができる可能性が広がったんだろうとか思う。自分の場合は、より多くのユーザーに自分のやってるサービスで影響を与えたい、また、そういう会社になるには自分はどうしたらいいか、みたいに考えゴリゴリ実行していたら、周りが自分を引き上げてくれた。という感じなので、経営やマネジメントを目指していたわけではない。ただ、そういった層と「いつも本気感を持って自分の専門性に対して会話をしていたこと」もう一点は「専門領域にこだわらず会社を幅広い視点で見ていたこと」この2面が大事だったようにも思うが、この辺はケースバイケースだと思うしあくまで自分の場合だ。 また、そういう立場になったあとに、食わず嫌いせずに新しいことを始めたり、勉強したりは欠かしていない。

ちなみに、そのひとつにゴルフもあるw。ゴルフなんて環境はこれまで無縁の世界で生きてきた。勧められ始めたら周りの誘いもあり下手くそながら結構続いている。自分との戦い感が強く言い訳できないスポーツなところが特に好きだ。

話を戻すと、私個人の意見としてはいいサービスがアウトプットされていたらそれでよいと思うし、呼称よりも、会社全体の大事な意思決定の場に参加し、意見や票を持つ事がとても大事にな事かなとか思っている。実際に今の仕事でも「決めていただけるのがありがたい」的なことを言われることもあり、そういう癖がついてる。

過去の経験と新しいスタート

案の定、長くなって息切れしてきたのでそろそろ終わるw。自分は新しい事を始める時には、リセットして考えたり、むしろ過去を否定し壊していく選択肢を取ることも多い。ただ、40という年齢は若手ではないので、そんなやんちゃな事も言ってられない。ちゃんとやってきたことに自信も持ちつつ経験を活かし、伝え、ちゃんと何か残していくことにも意識を向けないといけないなという風にも思ってはいる。

DAL社ではスタッフはいないが、業務委託で何名の方かにはご協力いただいており感謝している。ビジョンやミッションを抱えてるわけでもないので、個人の域を超えていないとも思っているし、そこは超えていかないといけない壁なのか、超えたいと思っているのか今後も考えていきたい。とはいえ、同じ価値観や考えを持った人と同じ目標を持って仕事に取り組むことがモチベーションになるのは前も今も変わらない。そういう機会をこれからも多く作りたい。

ということで、次いつ書くかわからないが、また気が向いたら書く